いたばし花火大会
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いたばし花火大会と戸田橋花火大会は、東京都板橋区と埼玉県戸田市の荒川沿いで毎年8月に同時開催される歴史ある花火大会です。 昭和25年（1950年）、埼玉県北足立郡戸田町の一部が板橋区に編入されたことを記念して、翌年に戸田橋花火大会が始まりました。 昭和27年（1952年）からは板橋区と共同で開催されるようになり、現在まで続いています。大会の名称は変遷を経ており、 昭和35年（1960年）の第10回大会までは「戸田橋花火大会」、昭和53年（1978年）の第20回大会までは「区民納涼花火大会」、 昭和62年（1987年）の第29回大会までは「板橋花火大会」と呼ばれていました。そして昭和63年（1988年）の第30回大会以降は 「いたばし花火大会」となりました。いたばし花火大会は、約6,000発の打ち上げ花火や長さ700メートルのナイアガラの滝が名物で、 戸田橋花火大会と合わせて総打ち上げ数は約13,000発に及びます。観客は、音楽とシンクロした世界最先端の花火や伝統的な 打ち上げ花火を楽しむことができます。近年では有料指定席も導入され、より快適に観賞できる環境が整えられています。 両大会は、地域の垣根を越えた共同イベントとして高い人気を誇り、毎年多くの観客を魅了する夏の風物詩となっています。 これからも、地域の交流と夏の風情を楽しむ場として多くの人々に愛され続けることでしょう。