2007年11月18日、第29回東京国際女子マラソン大会が東京都・国立競技場発着で開催されました。
この大会は、北京オリンピック代表選考の一環として注目を浴びました。
レースでは、シスメックスの野口みずき選手が素晴らしい走りを見せ、
2時間21分37秒のタイムで優勝しました。この勝利により、野口選手は北京五輪代表選手としての道を切り拓きました。
一方、渋井陽子選手もこの大会に出場しましたが、
気温が20℃を超える暑い日差しの中でのレースとなり、激しい展開が続きました。
レース序盤から渋井選手と野口選手がトップをけん引し、
折り返し地点まで渋井選手はトップでした。
しかし、29km付近から徐々に先頭集団から引き離され、最終的に7位に終わりました。
この大会の舞台裏には、特筆すべき「四谷への急こう配」として知られる難コースがあります。
コースは国立競技場をスタートし、大森海岸交番前を折り返し、
再び国立競技場に戻る全長42.195キロメートルのもので、
特に35キロメートル地点からの上り坂は高低差約30メートルにも及び、
ランナーにとっては非常に厳しいセクションとされています。
この大会は、世界で初めて国際陸上競技連盟が認定した女性限定のマラソン大会として1979年にスタートし、
2007年で29回目を迎えました。
その歴史の中で、多くのランナーが難コースに挑み、栄光を勝ち取ってきました。
2007年の大会では、大阪世界選手権で銅メダルを獲得した土佐礼子選手が北京五輪出場の内定を獲得し、
残りの出場枠は2人という状況でした。
この大会には、前回のアテネ五輪女子マラソンの金メダリストである野口みずき選手や
前日本記録保持者の渋井陽子選手が出場し、35キロメートル地点での「四谷への急こう配」攻略が注目されました。
第29回東京国際女子マラソン大会は、選手たちにとっての重要なレースであり、
特に北京五輪への切符をかけた激しい競争が展開されました。
2007年11月18日
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