2006年11月19日に、東京都の国立競技場を発着地とした「第28回東京国際女子マラソン」が開催されました。この大会では、三井住友海上の土佐礼子選手が、2時間26分15秒のタイムで初優勝を飾りました。この日のコンディションは非常に悪く、雨が降り、気温も10℃未満で寒さが厳しい中での競技となりました。
レースは序盤からハイペースで進み、折り返し地点付近で土佐選手と高橋尚子選手(ファイテン)の一騎打ちとなりました。しかし、31km過ぎに土佐選手がスパートをかけ、その後は独走しました。この優勝は彼女にとって初めてのものであり、大会のハイライトとなりました。
第28回大会は、2007年に行われる世界陸上競技選手権の代表選考競技会としても位置づけられていました。日本陸上競技連盟は、この大会で2時間26分を切るタイムを出すことを条件とし、それを達成した選手が世界選手権への代表内定を得ることができると定めていました。
この大会には、国内招待選手として、シドニー五輪金メダリストで前年の大会で優勝した高橋尚子選手、アテネ五輪5位の土佐礼子選手などが出場しました。また、海外招待選手として、前年の大会で2位に入ったジビレ・バルシュナイテ選手(リトアニア)などが競技に参加しました。
この大会は、日本女子マラソン界の第一人者である高橋尚子と土佐礼子の対決に注目が集まりました。2時間26分以内の記録を出すことが、世界選手権代表内定の条件とされ、高橋尚子と土佐礼子の競り合いは、スピードと粘りの戦いとして見どころとされました。谷川真理選手も参加し、激しい競り合いが繰り広げられました。
2006年11月19日
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