与那国空港は、日本の沖縄県八重山郡与那国町に位置する地方管理空港であり、旧第3種空港に分類されます。空港の設置管理者は沖縄県です。
歴史的には、与那国空港は昭和18年6月に旧日本軍によって建設されました。
昭和32年8月には民間航空による運航が開始され、翌年4月には滑走路などの施設が拡張整備されました。
昭和43年9月には滑走路の乳剤舗装工事が完成し、同年12月からはYS-11型機が就航しました。
しかし、昭和47年の本土復帰後、国の航空法の適用が始まりました。
この法律により、与那国空港の進入表面が規定に抵触するため、滑走路の短縮運用が行われることとなりました。その結果、
昭和50年3月に滑走路の長さが800mに短縮されました。
その後、与那国空港は利用客の増加や航空機の大型化に対応するための改修が進められました。
YS-11型機に対応するため、滑走路の長さが1500mに延長され、暫定的なジェット化空港として供用されました。
更に、平成11年7月からは滑走路の舗装構造が強化され、大型機に対応するための改修が行われました。
平成13年度には滑走路延長事業が開始され、滑走路の長さが2000mに延長されました。
この滑走路延長事業は、与那国空港がさらなる大型機の運航に対応するための重要な取り組みであり、
平成19年3月15日に供用が開始されました。
与那国空港の諸元を見てみましょう。空港の標高は15.0mであり、空港面積は
582,411㎡
です。着陸帯のサイズは2,120m×150mで、滑走路は2,000m×45mのLA-3タイプで、
真方位はN75°16′27″Eです。誘導路のサイズは80m×23mです。
また、与那国空港には小型ジェット機用のエプロンが
10,200㎡
の面積で2バース備えられています。航空灯火としては、簡易式進入灯、飛行場灯台、進入角指示灯、
滑走路灯、滑走路末端識別灯、滑走路中心線灯、誘導路灯、風向灯、進入路指示灯などが設置されています。
さらに、航行援助施設としてはVOR/DME、ILS(LLZ)、T-DMEが利用されています。
与那国空港の運用時間は通常、08:00から19:30までの11.5時間です。
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2001年1月1日
2001年1月7日
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