グアム国際空港(正式名称:アントニオ・B・ウォン・パット国際空港)は、アメリカ合衆国グアムの国際空港です。
グアム唯一の国際空港であり、タムニンとバリガダにまたがる高台に位置しています。
空港は24時間運用されており、日本や他の地域への早朝便や深夜到着便も多くあります。
この空港は3,000メートル級の滑走路を2本備えており、旅客ターミナルと貨物専用ターミナルが完備されています。
フリーダムエアーとフライ・ミクロネシアの本拠地であり、ユナイテッド航空の太平洋地域のハブ空港でもあります。
日本航空、チャイナエアライン、大韓航空、フィリピン航空などの航空会社がアジアやアメリカ、オセアニア各地から乗り入れています。
空港の歴史は第二次世界大戦以前にさかのぼり、当時のパンアメリカン航空が飛行艇でグアム島内に乗り入れていました。
しかし、戦争中の1943年には大日本帝国海軍の飛行場として建設されました。
戦後、アメリカ軍がグアムを奪還し、この飛行場をアメリカ陸軍航空軍(現在のアメリカ空軍)の基地としました。
その後、アメリカ海軍に移管され、「アガナ海軍航空基地」として使用されました。
1964年から民間供用が開始され、パンアメリカン航空やコンチネンタル航空、ノースウェスト航空などが就航しました。
その後、国際線旅客の増加に対応するため、1982年に最初の本格的な旅客ターミナルが建設されました。
1988年にはターミナルの名称がアントニオ・B・ウォン・パットにちなんで改称されました。
さらに、1998年には現在の旅客ターミナルが新設され、約550,000平方フィートの面積を持つターミナルとなりました。
グアム国際空港の旅客ターミナルは国内線と国際線に対応しており、
免税店や土産物店、高級ブランドのブティックなどの施設も充実しています。
また、711台の一般利用客向け平置き駐車場も併設されています。
空港へのアクセスは便利で、ハガニアやタモンなどグアムの経済および観光の中心地から車で約15分程度の距離に位置しています。
鉄道の乗り入れはありませんが、島内の主要ホテルへはシャトルバスが運行されており、またタクシーも利用することができます。
レンタカーも空港内にあるアメリカや日本の大手レンタカー会社のデスクで手続きが可能です。
空港内のレンタカーデスクは乗り入れ便に合わせて24時間営業しています。
入国管理はアメリカ国土安全保障省税関・国境警備局が行い、
通関はグアム政府の税関・検疫所が担当しています。
また、出国時のセキュリティチェックはアメリカ国土安全保障省の運輸保安庁が行っています。
なお、グアムを含む北マリアナ諸島連邦への滞在の場合、
日本国籍など十数カ国の国籍保持者は特別なビザ免除プログラムを利用することができます。
さらに、空港内では地元アーティストによる作品の展示も行われており、
公共施設における芸術プログラムによって選ばれた作品がターミナル内の7カ所で展示されています。
グアム国際空港は、便利な施設や交通アクセス、国内線と国際線の充実した運航など、
グアムへの訪問者や乗り継ぎ旅行者にとって重要な拠点となっています。
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2002年4月26日
2000年7月28日
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