タイ王国大使館は、東京に位置する歴史的な建物で、1943年から駐日タイ王国大使の公邸として使用されています。
このゴシックスタイルの建物は、美しい日本庭園を含む広大な敷地に立地し、
中世の城を思わせる魅力的な外観を持っています。
濱口一族の一員である濱口金太郎氏によって建てられ、優雅なインテリアと芸術的な装飾が施され、
公邸の1階には独自のテーマを持つ部屋があります。大広間には前田寛治画伯の傑作が飾られ、
ルイの間や食堂兼会議室も優雅な雰囲気が漂っています。
中国の美術装飾品も多くあり、庭園には日本庭園と満州の陶磁器製の獅子像があります。
公邸はタイ王国大使公邸として新たな歴史を紡ぎ、その独創性と優雅さは時を超えて受け継がれています。
科学博物館附属自然教育園は、東京・白金台に位置し、自然の面影を残す貴重な森林地帯です。
元々は中世の豪族の館から始まり、江戸時代には高松藩主松平頼重の下屋敷、
明治時代には宮内庁の白金御料地として歴史を重ねてきました。
1949年に天然記念物および史跡に指定され、一般に公開されました。
ここは他の植物園とは異なり、自然のままの姿をできるだけ保つことを目指しており、
貴重な生態系が保存されています。季節によって訪れる価値のある場所で、
白金台駅や目黒駅からもアクセスが便利です。
旧服部邸(服部ハウス)は、東京都港区白金に位置し、セイコーHDの創業者である服部金太郎の邸宅として1933年に建てられました。
高橋貞太郎氏による設計で、帝国ホテル新本館なども手がけた建築家によるものです。
戦後、連合国軍総司令部(GHQ)に接収され、東京裁判の判決文の翻訳作業が行われました。
服部家の資産管理会社が所有していましたが、後にセイコーHDに買収され、その後、
シンガポールの不動産開発会社に売却されました。建物は保存され、周辺には高級マンションが建設される計画です。
これらの場所は、日本の歴史と文化に深く関わる建物や自然保護区域であり、
訪れる価値がある場所です。文化遺産や自然環境の保全に対する取り組みが続けられ、
これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。
2017年9月26日 (平成29年)
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