2008年の浅草神社例大祭「三社祭」は、東京・浅草で開催されました。この祭りは毎年5月に行われ、2008年は5月16日から18日までの3日間にわたって行われました。三社祭は浅草神社の例大祭であり、その歴史は古く、正和元年(1312年)から始まったとされています。
この祭りの特徴は、多くの町内神輿が連合渡御することです。5月17日(土)には、浅草の氏子44ヶ町の大小の町内神輿約100基が集まり、連合渡御が行われました。この連合渡御は、神輿を担ぐ担ぎ手たちが一堂に会し、一緒に街を練り歩く壮大な行事で、三社祭の見所の一つです。
しかし、2008年の三社祭では警察との対立がありました。一般の神輿担ぎ手である「同好会」と呼ばれるグループが、神輿に乗って警察に逮捕される事件が発生しました。このことを受けて、主催者の浅草神社奉賛会は、神輿による「宮出し」「各町渡御」「宮入り」を中止する決定をしました。これは、神輿に乗る行為が問題となり、安全や祭りの秩序を守るための措置でした。
この年の祭りでは、神輿の宮出しの代わりに、通常のイベントを行うことが決定されました。また、浅草神社奉賛会は、同好会を含めた実行委員会を設けてルールを見直すなど、祭りの安全性や運営についての改善策を模索していました。
このような出来事により、2008年の三社祭は異例の事態となりましたが、浅草神社奉賛会は祭りの伝統と安全を両立させる努力を行い、祭りの魅力を維持しつつ新たな一歩を踏み出す機会となりました。
三社祭 2008年5月17日、18日
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