2007年5月17日から20日まで、東京都台東区浅草の浅草神社で例大祭「三社祭」が開催されました。
この祭りは、浅草神社の例大祭であり、通称「三社祭」と呼ばれています。
かつては観音祭、船祭、示現会として行われていましたが、
1872年から5月17日と18日に行われるようになり、現在は5月の第3週に金・土・日曜日にかけて行われます。
三社祭は、浅草神社の歴史的なお祭りであり、地元町会や氏子団体が参加する盛大なイベントです。
町会ごとに大小さまざまな町内神輿が練り歩き、神社周辺を賑やかに彩ります。
特に「連合渡御」では、44ヶ町の町内神輿約100基が一堂に集まり、
神社周辺を練り歩く光景が見られます。
三社祭の名前は、浅草神社の旧名である「三社大権現社」に由来しています。この祭りの歴史は古く、
室町時代頃から奉納される田楽「びんざさら舞」が行われていたと言われています。
浅草神社はかつて浅草寺と一体であり、明治時代になって神仏分離されるとともに
独自のお祭りとして発展してきました。
しかし、三社祭には問題も存在しました。一部の神輿担ぎ手グループには暴力団関係者や刺青を
露出した人々が含まれており、祭りが暴力団の資金源となっている疑念がありました。
このような状況を受け、主催者の浅草神社奉賛会は対策を講じて祭りの健全化を図る努力を行いました。
2007年の三社祭は、その歴史的な背景や地域の伝統を反映しつつも、
問題点に向き合う一つの節目となりました。
祭りの存続を守りつつ、質の高い祭りづくりに向けた取り組みが続けられています。
三社祭 2007年5月19日~20日
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