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「第31回薬王寺・柳町七夕まつり」は、2009年7月5日に東京都新宿区の外苑東通りを舞台に開催されました。この祭りは、
薬王寺・柳町七夕実行委員会の主催によるもので、地域の連帯感と賑わいを目的にした伝統的なイベントです。会場となった
外苑東通りは、柳町交差点から仲之町交差点までの歩行者天国に指定され、その長さは430メートルにも及びます。会場には
約50本の大きな笹が立てられ、子どもたちが願い事を込めて書いた短冊やカラフルな吹流しが風に揺れ、まつりの華やかな雰囲気を
演出しました。
この日の天気は薄曇で、15時には気温25.5度、湿度70%と夏の蒸し暑さを感じさせるものの、南南東からの風が4.3m/sで吹き、
少しだけ涼しさをもたらしていました。祭りは午後1時から始まり、最初のパフォーマンスは牛込一輪車クラブによる演技でした。
子供たちは自在に一輪車を操り、観客たちを魅了しました。続いて、地元のよさこいチームが迫力のある演舞を披露し、その後は
市谷小学校の金管バンドが音楽を奏で、さらにまつりの雰囲気を盛り上げました。
しかし、この日のメインイベントといえば、やはりサンバパレードです。午後になると、浅草の有名なサンバチーム「リベルダージ」が
登場し、派手な衣装をまとった約50人のダンサーが会場を沸かせました。サンバのリズムに合わせたダンスや音楽が響き渡り、
見物客はその圧倒的なパフォーマンスに引き込まれていきました。また、地元の児童館に通う子供たちもこのサンバパレードに
参加し、笑顔でリズムに合わせて踊り、まつりを一層盛り上げました。
新宿区の区長である中山弘子氏もこの祭りに出席し、挨拶を行いました。彼女は地域の連帯感やつながりを強調し、このような
イベントが地域の結束を深める重要な役割を果たしていることを語りました。祭りの中では模擬店も多数出店され、カキ氷や冷たい飲み物が
提供されるなど、夏ならではの涼を楽しむことができました。さらに、地域の商店街もこの祭りに積極的に参加し、多彩な商品や
食べ物を提供することで、祭りの活気をさらに高めていました。
また、この祭りでは歴史や文化を感じさせる展示も行われました。柳町交差点の歴史を紹介する写真パネルが会場に設置され、
訪れた人々は地域の過去を振り返りながら、現在の賑わいと比較することができました。このような展示は、地域の文化や
伝統を後世に伝える重要な役割を果たしており、地域の人々が自分たちの街に誇りを持つきっかけにもなっていました。
「第31回薬王寺・柳町七夕まつり」は、単なるお祭り以上の存在でした。それは、地域住民が一堂に会し、共に楽しみ、交流し、
そしてお互いの絆を深める場となっていました。笹や吹流しが風に揺れ、サンバのリズムが響き渡る外苑東通りは、まさに
地域の結束を象徴する舞台となり、一日中、笑顔と歓声で溢れていました。地域の歴史と現代の賑わいが交錯するこの祭りは、
訪れたすべての人々に楽しいひとときを提供し、薬王寺・柳町地域が持つ独自の魅力を再確認させるものでした。
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