ホーチミン市はベトナム南部に位置する都市で、人口はおよそ800万人を超える大都市である。
かつてはサイゴンという名前で知られており、フランス植民地時代にはインドシナ半島の中心都市であった。
市内には多くの歴史的な建物が残されており、その中でも代表的なものに
統一会堂(旧南ベトナムの大統領府、独立宮殿)、
戦争証跡博物館 (War Remnants Museum) 、
サイゴン大教会(聖母マリア教会)、
サイゴン中央郵便局
などがある。
その中でも特に有名なのがサイゴン大教会(聖母マリア教会)である。
この教会は、フランス領インドシナ時代に建てられたもので、
赤レンガとネオゴシック様式が特徴的である。
また、市内には多くの美術館や博物館もあり、ベトナムの歴史や文化を学ぶことができる。
観光客には、ベトナム戦争に関する展示が人気である。
ホーチミン市の道路事情は、インフラ状態やバイクの交通量から劣悪であるといわれることが多い。
中には穴だらけの通りもあるためパンクの被害も多い。この街に無数にある裏通りや路地は特に顕著で、
泥道と大して変わらないということさえある。
2000年代に入り、
バイクが特に中国から安く輸入されるようになったため、バイクがおよそ300万台にまで増えた。
特にホンダ車が圧倒的に人気である。
人気の秘訣は3-4人乗りでも長期間故障せずに耐久性があり加えて燃費がよいことである。
自動車も40万台以上あり、市内の主要な道路を埋め尽くし、交通渋滞や大気汚染が広く問題視されるようになった。
かつての北京が「自転車の街」であるとすれば、ホーチミン市は「バイクの街」とも言える。
交通法規の執行状況は改善しつつあるとはいえ、一方通行を逆走、赤信号無視、歩道走行、
5人乗り、過積載などは日常茶飯事である。 旅行者にとっては、横断歩道を横断するのも一苦労です。
市の中心部にはファングーラオ通り、デタム通りがあり、旅行者でにぎわっている。
また、市内には多数の市場があり、ベトナムの伝統的な食材や工芸品が販売されている。
ホーチミン市はまた、豊かな食文化でも知られており、フランスの影響を受けたバインミーや、
ベトナム伝統のフォーといった料理が人気である。また、市内には多くの屋台やレストランがあり、
美味しい食べ物を求めて多くの人々が訪れる。
さらに、ホーチミン市は経済的にも重要な都市である。
多くの国際企業が進出しており、ベトナムの経済成長に大きく貢献している。
また、市内には多くのショッピングモールや商業施設もあり、都市化が進んでいることがうかがえる。
ホーチミン市は、歴史や文化、経済、食文化など多くの魅力を持つ都市である。
しかし、課題も抱えているため、今後も改善が求められている。
2016年10月15日〜2016年10月19日
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