オーストラリア タウンズビル グレゴリー・ハイウェイ 2012年11月15日 (1/3) みんなのアルバム ドライブ



タウンズビルはオーストラリア・クイーンズランド州北東岸に位置する港湾都市で、人口は約18万人です。 この都市はノーザン・クイーンズランド地方最大の規模を誇り、経済、交通、政治、教育、軍事の重要な拠 点となっています。タウンズビルはブリスベンの北約1300キロメートル、ケアンズの南約350キロメートルに 位置し、周辺地域の主要産業である農林業、鉱業、観光を支える商業、交通、サービス産業が発展しています。 特に、行政や軍事、教育機関が都市経済に大きな役割を果たしています。 1864年にメルトン・ヒルでキャンプが設営され、タウンズビルの初期の開拓が始まりました。 1866年にはロバート・タウンズが訪れ、彼の名前にちなんでタウンズビルと名付けられました。 当時のタウンズビル周辺にはサトウキビ栽培や真珠の養殖、なまこの採集に従事する多くの日本人労働者がいました。 1896年には約4000人の日本人が滞在しており、日本政府はオーストラリアで最初の領事館をタウンズビルに設置しました。 しかし、1901年にオーストラリアが独立し白豪主義政策が導入されると、日本人の多くはタウンズビルを離れ、 1908年には領事館も閉鎖されました。 第二次世界大戦中、タウンズビルは重要な軍事基地となり、1942年から1946年にかけてオーストラリア軍や アメリカ軍など約90,000人が駐屯しました。1942年には日本軍の空襲も受けました。現在、タウンズビルには オーストラリア第3旅団と第11旅団の本拠地として国内最大級の陸軍兵舎があります。これにより、 多くの軍人とその家族が移り住み、街の繁栄に寄与しています。 タウンズビルの交通インフラも充実しています。タウンズビル空港をはじめ、QRトラベルトレインの長距離旅客列車が 発着するタウンズビル駅があります。鉄道は南のブリスベンと北のケアンズをノース・コースト線経由で結び、 西のマウント・アイザとはマウント・アイザ線で繋がっています。国道1号線のブルース・ハイウェイも通り、 高速バスが停車するため、交通の便は非常に良好です。また、タウンズビル港は後背地域からの農林産品や 鉱産品の積み出し港として重要であり、クイーンズランド鉄道の貨物列車が各方面から接続しています。 観光地としてのタウンズビルも魅力的です。沖合にはマグネティック島があり、フェリーで20分の距離です。 この島ではシュノーケリングを楽しんだり、国立公園保護区やビーチ、ヤシの木など豊かな自然を満喫できます。 また、リーフHQグレートバリアリーフ水族館は世界最大の生きたサンゴ礁の水族館として有名で、 250万リットルの水槽やウミガメのリハビリセンターがあります。さらに、海岸沿いの水中美術館には 「オーシャン・サイレン」の彫刻があり、ストランド桟橋からその色の変化を楽しむことができます。 タウンズビル市内にはカフェやレストラン、ブティック、ギャラリーが軒を連ねています。 ビーチサイドのプロムナード「ザ・ストランド」には家族連れに人気の無料のウォーター・アドベンチャー・プレイグラウンドがあり、 多くの観光客を楽しませています。また、キャッスル・ヒルの頂上までのトレッキングは人気のアクティビティの一つで、 高さ268メートルの山頂からの景色は圧巻です。 タウンズビルへのアクセスは国内線が便利で、ケアンズからは南に350キロメートル、 ブリスベンからは北に1300キロメートルの距離にあります。鉄道ではケアンズまで約6時間、 ブリスベンまでは約18時間かかります。車での移動も可能で、ブリスベンから約1300キロメートルの道のりを約15時間 かけて旅することができます。このルートではクイーンズランド州の海岸線沿いに多くの見どころがあり、 数日かけてその美しさを堪能するのも一興です。 以上のように、タウンズビルは歴史、軍事、経済、観光の各分野で多様な魅力を持つ都市です。 その豊かな自然環境と充実した都市機能が調和し、訪れる人々に多くの驚きと喜びを提供しています。



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