東京観光汽船（TOKYO CRUISE / 東京都観光汽船株式会社 / 東京クルーズ）は、 東京を代表する水上バス・観光船の運営会社です。 東京の南東部は、東京湾に面しているため、東京は「水の都」として知られています。 隅田川は東京の海の玄関口であり、東京湾との接点となっています。 東京観光汽船は隅田川を水上交通の要衝として活用し、昔から都民や観光客に親しまれてきました。 現在も多くの船舶が隅田川を航行しており、その中でも東京観光汽船は特に人気を集めています。 東京観光汽船は様々な航路を運航しており、観光客に東京の様々な顔を見せることができます。 代表的な航路としては以下のものがあります。

隅田川ライン: 隅田川沿いの浅草と河口の日の出桟橋を結ぶ航路です。 浅草の風情と隅田川の景色を楽しみながら船旅を満喫できます。

お台場ライン（ホタルナラインを除き、2022年1月より休航中。また、晴海桟橋への寄港は2012年5月31日より休止中）: 日の出桟橋とお台場海浜公園を結ぶ航路で、東京湾の美しい景観やお台場の近代的な風景を楽しむことができます。

東京ビッグサイト･パレットタウンライン（2020年10月より休航中）: 日の出桟橋とお台場の主要スポットであるパレットタウン、東京ビッグサイトを結ぶ航路です。観光や展示会などで訪れる人々に利便性を提供しています。

これらの航路は予約なしで乗船でき、便数も多いため、 浅草やお台場周辺を観光する際にはぜひ利用したい交通手段です。 また、隅田川ラインでは英語・中国語・韓国語の音声ガイドシステムの貸出しも行っており、 外国人観光客にも親切なサービスを提供しています。 東京観光汽船の船舶には個性的な船もあります。 例えば、「ヒミコ」と「ホタルナ」は、日本のSFマンガの金字塔である『銀河鉄道999』や 『宇宙海賊キャプテンハーロック』の作者である松本零士氏がデザインを手がけた船です。 ヒミコとホタルナはそれぞれ船の名前が付いた特定のルートを運航し、 船内では銀河鉄道999のキャラクターの観光案内や特別なカフェサービスを提供しています。 さらに、東京観光汽船の他にも「東京水辺ライン」という水上バスも存在します。 東京水辺ラインは18の乗船場を中心に、隅田川や荒川、葛西臨海公園など 東京のさまざまなエリアを結んでいます。 浅草からお台場までのクルーズや、葛西臨海公園とお台場海浜公園の周遊など、 多彩なルートが用意されています。 東京水辺ラインも全席自由席で予約なしで乗船でき、英語による音声ガイドも提供されています。 東京観光汽船と東京水辺ラインは、 東京の美しい景観や観光名所を巡りながら、 水上から東京の魅力を存分に楽しむことができる船旅のオプションです。 観光客だけでなく、地元の方々にも利用されており、東京の魅力をさまざまな角度から体験できる貴重な存在です。

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2008年10月4日

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