上野恩賜公園の桜 2024年4月7日 令和6年



上野恩賜公園は、東京の下町、古き良き時代の雰囲気が漂う上野の中心に位置しています。 この公園は1873年に日本で初めて公園に指定され、1924年に大正天皇から東京都に下賜されたことから「恩賜」の名が付けられました。 その歴史の深さと豊かな文化遺産により、上野恩賜公園は人々の憩いの場であり、芸術と文化の中心地としての役割も果たしています。 上野恩賜公園の桜は特に有名で、毎年多くの観光客が訪れる春の名所となっています。 園内には約800本の桜が植えられており、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、カンザン、カンヒザクラなど、 多種多様な桜を楽しむことができます。桜の見頃は3月下旬から4月上旬で、この時期には公園全体が桜色に染まり、 訪れる人々を魅了します。公園内の「さくら通り」は、その名の通り、満開の桜が咲き誇るお花見スポットです。 桜の満開シーズンには「うえの桜まつり」や「うえの桜フェスタ」が開催されます。 特に桜フェスタは、上野恩賜公園の竹の台広場(噴水広場)で行われ、多くの屋台やイベントが訪れる人々を楽しませます。 桜の開花が遅れた場合には、フェスタの期間も延長されることがあり、今年は4月7日まで続けられることになりました。 期間中は毎日10:00から21:00まで開催され、最終日は19:00に終了します。雨天でも決行されますが、荒天時には中止となることがあります。 夜になると、公園内の桜はぼんぼりによってライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸し出します。 中央園路やさくら通りには約1,000個のぼんぼりが設置され、満開の桜と共に美しい夜桜の景色を楽しむことができます。 このライトアップは、まるで夢のような光景を作り出し、夜の花見を一層特別なものにします。 特に不忍池の中にある弁天堂と桜の対比は美しく、訪れる人々にとって見逃せないスポットとなっています。 上野恩賜公園の桜は、数年前に比べて変化が見られます。桜の木の枝が短くなり、 以前は道に覆いかぶさるほどの桜が咲き誇っていましたが、 現在はかなりの枝が切られてしまいました。これは、サクラてんぐ巣病という病気により、 ソメイヨシノが影響を受けたためです。この病気を放置すると木が死んでしまうため、 幹に近い太い枝も含めて多くが切り落とされました。その結果、桜のボリュームは以前の1/3以下となってしまいましたが、 それでもなお多くの人々に愛されています。 公園内のさくら通りには、一方通行となるよう中央分離帯が設けられており、 訪れる人々の安全と利便性が考慮されています。また、大噴水のある広場では桜フェスタが開催され、 さまざまなイベントが行われます。桜の開花が遅れた場合でも、フェスタの期間が延長されることがあり、 訪れる人々は桜の美しさを最大限に楽しむことができます。 上野恩賜公園には、桜以外にも見どころがたくさんあります。上野動物園や東京国立博物館、国立科学博物館、 上野の森美術館など、様々な文化施設が揃っており、年間を通じて多くの観光客が訪れます。 上野動物園ではパンダが飼育されており、特に子どもたちに人気です。これらの施設は入園料が必要ですが、 多くが600円前後と比較的手頃な価格で楽しむことができます。 上野恩賜公園へのアクセスも非常に便利です。JR上野駅の公園口の改札を出てすぐの場所にあり、 東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅やJR山手線の鶯谷駅、京成線の京成上野駅からも徒歩圏内です。 この便利な立地により、東京中心部からのアクセスも良好で、多くの観光客が訪れる理由の一つとなっています。 上野恩賜公園は、春の桜だけでなく、四季折々の自然を楽しむことができる場所です。また、 古き良き時代の雰囲気と現代の文化が見事に融合した公園であり、訪れる人々にとって特別な場所となっています。 春の桜の美しさはもちろん、その他の季節にも訪れる価値のある公園であり、誰もが楽しめる魅力が詰まっています。



動画の再生が始まります。



2024年4月7日 令和6年



2024年のページへ

     

ホームへ

     

桜のページへ








写真販売