弘前城の桜 2008年4月25日 (平成20年)



弘前公園は、日本の歴史的な名所の一つであり、その中でも特に有名なのが桜の美しさです。 公園内には様々な種類の桜が植えられ、その中でも弘前城周辺に咲く桜が特に注目を集めています。 弘前公園の中でも代表的な桜の一つに、大枝垂れ(オオシダレ)があります。 弘前城の二の丸に位置するこの桜は、1914年(大正3年)に在弘宮城県人会の寄付により植栽されました。 シダレザクラの一種である大枝垂れは、エドヒガンの枝垂れ性品種で、 園内最大のシダレザクラとして知られています。その樹齢は約90年以上で、 桜の管理においては剪定や施肥が欠かせない作業となっています。 また、弘前城の正徳5年のカスミザクラも見どころの一つです。1715年(正徳5年)に藩士が京都から桜の苗木を持ち帰り植栽されたもので、 津軽地方にも自生するカスミザクラは、白い花が遠くから霞のように見える美しさからその名がつけられました。 推定樹齢は295年以上で、弘前城内に優雅に咲き誇っています。 さらに、弘前城の中でも特に古い桜には、日本最古のソメイヨシノがあります。 1882年(明治15年)に旧藩士の菊池楯衛から寄贈されたもので、 その時点で既に植栽されていた可能性があります。通常ソメイヨシノは60年から80年の寿命とされていますが、 弘前公園のソメイヨシノは樹齢100年を越すものが300本以上存在し、その管理技術は多くの専門家から絶賛されています。 弘前公園の桜の中には、個性的な品種も見受けられます。例えば、御滝桜や弘前枝垂れなど、 それぞれの歴史や特徴を持った桜が広がっています。これらの桜たちは、弘前の風土や歴史と共に育まれ、 四季折々の美しい風景を楽しむことができます。 また、公園内には桜以外にも歴史的な要素が豊富に詰まっています。 弘前城の歴史や創立に関わる人物、津軽地方の歴史などが公園全体に息づいており、 訪れる人々に日本の歴史と自然の美しさを同時に味わう機会を提供しています。 弘前公園は、桜の花が咲く春になると多くの観光客や地元の人々で賑わいます。 歴史ある城下町の風情と、優雅に咲き誇る桜のコントラストが、訪れる人々に心地よいひとときを提供しています。



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弘前城の桜 2008年4月25日 (平成20年)



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