東京マラソン2019は、平成31年(2019年)3月3日(日曜日)に開催された。
このイベントは13回目の実施で、都庁前をスタート地点に設け、参加者は都内を巡り、
東京駅丸の内駅舎でゴールするコースを走破した。
今年は、大会の開始前に小池知事がランナーに向けて挨拶をし、スタートの合図を行った。
ルートは一昨年から「高速マラソン」のルートに変更され、湾岸エリアを走らない「記録を狙える高速コース」となった。
この変更は、都庁をスタート地点にして飯田橋、神田、日本橋、浅草雷門、門前仲町、銀座、高輪などを経由し、
最後に東京駅丸の内駅舎を背にした行幸通りでゴールするもので、ランナーにとって東京の素晴らしさを内外に
アピールするコースとなった。
参加者総数は38,000人で、車いすマラソンも含まれている。大会運営には1万人を超えるボランティアが協力し、
新たに小中学生がランナーへの給食サービスなどに携わる場も設けられた。
また、コース沿道では「マラソン祭り」が開催され、ランナーを音楽演奏、ダンス、民族芸能などのパフォーマンスで応援し、
大会を盛り上げた。
警備体制では、監視カメラ、AED、拡声器を搭載した危機対応バイクが新たに5台配備され、
安全対策が強化された。さらに、社会貢献活動の一環として、まだ使える衣類を預かり、
海外でリユースする「衣類リユースの活動支援」が実施され、スタートエリアには「洋服ポスト」が設置された。
大会の結果では、男子の部で優勝したのはエチオピアのBirhanu Legeseで、2時間4分48秒の快走。
女子の部では同じくエチオピアのRuti Agaが2時間20分40秒で優勝した。
車いすマラソンでは、男子でスイスのMarcel Hug、女子でスイスのManuela Schärがそれぞれ優勝した。
知事は表彰式で選手を称え、大会関係者やボランティアに謝意を表明。
また、小中学生がランナーに対して給食サービスを行う様子を視察し、「ボランティアに関わることは、
とても良いこと。東京マラソンのボランティアを務めていただいた皆さんは、
ラグビーワールドカップや東京2020大会のボランティアのリーダーにもなっていただけます。
実績のある人たちにリーダーになってもらえると、ボランティアの運営も頼もしい」と述べた。
動画の再生が始まります。
2019年3月3日(平成31年)
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