「東京マラソン2015」は、2015年2月22日に東京都内で開催され、通算9回目の大会として注目を集めました。
エチオピアのランナー、エンデショー・ネゲセが男子の部で優勝し、
2時間6分0秒の好タイムを記録しました。
この大会は第15回世界選手権選考会であり、アボット・ワールドマラソンメジャーズシリーズIXの開幕戦として位置づけられました。
また、2016年のリオデジャネイロオリンピックに向けて最初の予行演習となりました。
大会参加定員は、マラソンが3万5,500人、10km走が500人で、総計で36,000人がランニングの舞台に立ちました。
参加資格は前回大会と同様で、一般参加者は大会当日に満19歳以上で、
6時間40分以内に完走できることが条件とされました。エリートや準エリートには一定の競技記録が求められ、
車いすの部にはレース仕様車で2時間10分以内に完走できる能力が求められました。
大会当日、エチオピアのネゲセは、残り7キロメートルを過ぎて本命ランナーたちを置き去りにし、
第15回世界陸上北京大会の代表に選ばれるほどの実力を見せつけました。
一方で、金メダリストのキプロティチも娘の死を乗り越えて2位に輝きました。
気象条件が寒く、霧雨の中でのレースとなりましたが、ケベデやゲラナらの世界記録保持者が参戦しました。
しかし、キメットが残した世界記録2時間2分57秒を更新する兆候は見られませんでした。
日本勢の最高位は、2時間7分39秒で7位に入った今井正人でした。
女子の部ではベルハネ・ディババが優勝し、エチオピア勢が男女のタイトルを総なめにしました。
警備面でも、2013年のボストン・マラソンでの爆弾爆発事件を受け、厳戒態勢が敷かれました。
ランニングポリスや6000人以上の警官が沿道を警備し、ランナーと観客の安全を確保しました。
大会は順調に進行し、ランニングの祭典としての側面も充分に堪能できた一日となりました。
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2015年2月22日(平成27年)
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