2007年2月18日、日本初のアジア最大級の市民マラソンとして誕生した「東京マラソン」。このイベントは、国内外から集まったトップランナーと共に、約3万人の市民ランナーが東京の名所を駆け抜ける大会としてスタートしました。
都心で初のマラソン大会となり、市民ランナーが観光名所を巡るコースで走り、大会初年度からフジテレビ系列で生中継された。ニューヨーク、ロンドン、ベルリンなどで既に行われている都市型マラソンが、東京でも開催される喜びと期待が市民ランナーたちに溢れていました。
大会では、有森裕子のランニング生活最後の舞台となり、日本陸上競技連盟の推薦により、男子の部が世界選手権大会代表選考会となった。国内外のトップランナーたちが、東京の街を舞台に熱いレースを繰り広げました。
雨模様の天気にも負けず、市民ランナーたちは寒さとの闘いの中、観光地を駆け抜け、沿道の応援に力をもらいながらゴールを目指しました。特に、有森裕子は引退レースとして参加し、途中での転倒やゼッケンの外れるトラブルにもめげず、観衆の声援に支えられながら感動的なゴールを迎えました。
この大会が日本のランニング界に新たなトビラを開く一瞬となり、多くのランナーたちが喜びのコメントを述べました。大会の成功により、東京マラソンは以後、毎年開催され、市民ランナーとエリートランナーが一堂に会するイベントとして、国内外の注目を浴び続けました。
テレビや新聞で報じられた大会の様子は、市民ランナーたちが挑戦する様子や観衆の熱い応援、ボランティアの支援によって、ランニングの楽しさや達成感が広く伝わりました。ランナーズ編集部も多くのスタッフを動員し、取材活動に余念がありませんでした。
また、雪が舞う悪天候に見舞われ、バナナ不足やトイレの行列といったトラブルも発生しましたが、これを受けて翌年の大会ではバナナの量を2倍、トイレの数を1.5倍に増やすなど、改善策が講じられました。
東京マラソン2007は、ランニングへの参加者拡大、市民ランナーの挑戦の場拡充、都市型マラソンの興隆など、多くの側面から注目を集め、その後の大会がより一層期待されるきっかけとなりました。
東京マラソン2007 優勝者
男子:ダニエル・ジェンガ(ケニア・ヤクルト) - 記録: 2時間9分45秒
女子:新谷仁美(日本・豊田自動織機) - 記録: 2時間31分1秒(初マラソン初優勝)
動画の再生が始まります。
東京マラソン2007 2007年2月18日(平成19年)
ホームへ
マラソンのページへ
|
写真販売
|