第19回新宿歌舞伎町区役所通りイルミネーションは、2024年11月1日から2025年2月28日まで、新宿の区役所通りで実施されている 冬の風物詩である。靖国通りから職安通りまでの約700メートルにわたる街路樹が、約12万個の発光ダイオード（LED）で彩られ、 夜になると白色の暖かな光が辺りを照らし出す。このイベントは、歌舞伎町のイメージを「明るく・安心・歩きやすい」場所に することを目的とし、地域と行政が一体となって推進している「歌舞伎町ルネッサンス」の一環である。主催は NPO法人新宿歌舞伎町区役所通り3Aの会が務め、東京商工会議所新宿支部や新宿区の後援のもと、地域の安全と安心をPRするために 毎年開催されている。 イルミネーション点灯式は2024年11月1日の午後4時30分から区役所本庁舎の正面玄関前で行われ、当日は東京消防庁音楽隊の演奏が 響く中、歌舞伎町の手洗い推進キャラクター「新宿あわわ」とその伴侶である「あわわお姉さん」も登場し、会場を盛り上げた。 さらに、午後4時50分頃からはカウントダウンも行われ、点灯の瞬間には来場者の歓声が湧き上がり、冬の訪れを祝うような華やかな 雰囲気に包まれた。区役所通りのイルミネーションは、毎日午後4時30分から午前3時まで点灯され、新宿の夜を温かな光で彩っている。 今回のイルミネーションには、ワイングラスをモチーフにした装飾も加わり、区役所通りの街路樹に並ぶように設置された。 これにより、幻想的な夜景が広がるとともに、ディナーや散策を楽しむための華やかな背景が演出されている。ワイングラスの モチーフは、新宿の賑やかな街並みとともに上品な雰囲気を醸し出しており、冬の夜にぴったりの雰囲気を生み出している。 また、イルミネーションの見どころとして、区役所本庁舎の前に位置する「平和の泉」にも装飾が施されている。泉の光が反射し、 まるで冬の夜空に輝く星々のような幻想的な光景を作り出すことから、来場者にとって絶好のフォトスポットとなっている。 このように、街全体がイルミネーションで包まれることで、普段は活気あふれる歌舞伎町がより一層華やかに彩られている。 このイベントは、2006年に始まり、今年で19回目を迎える。NPO法人新宿歌舞伎町区役所通り3Aの会は、「歌舞伎町を誰もが 安心して楽しめる街にする」という理念のもとで、地域の活性化と安全性の向上に取り組んできた。特にイルミネーションイベントは、 歌舞伎町を象徴する冬のイベントとして親しまれ、地域住民や観光客の多くに支持されている。 新宿歌舞伎町のイルミネーションは、ただ美しい景観を提供するだけでなく、地域の安心感を高めるという大きな目的も果たしている。 夜の歌舞伎町を明るく照らすことで、通行人や訪問者が安心して歩ける環境を整え、新宿という街全体のイメージ向上にも貢献している のである。

ここにQR画像用のimgタグが出力されます