銚子市の名物として知られる「一山いけす」は、創業60年を迎える老舗の海鮮料理店である。この店は、日本で初めて店内に生簀を 導入した鮮魚問屋直営のレストランとしても知られており、新鮮な地魚を活かした料理を提供している。店内には500トンもの大きな 生簀が設置されており、伊勢海老や平目、相なめなどの地魚が多数泳いでいる。この生簀から取り出された魚介類をその場で調理する ため、常に鮮度の高い料理を楽しむことができる。 「一山いけす」の大きな魅力は、太平洋を望む絶好のロケーションにある。店内の席や宴会場からは広がる大海原を眺めることができ、 訪れる人々に特別な時間を提供している。さらに、一般席や個室、大中小の宴会場を完備しており、カジュアルな食事から冠婚葬祭や 大規模な宴会まで、さまざまな用途に対応している。車椅子用スロープやエレベーター、おむつ替えベッドなど、バリアフリーの 設備も充実しており、幅広い年齢層の利用客に対応している点も評価が高い。 駐車場は大型バス8台、普通車約70台を収容可能な広さを誇り、さらに銚子市内への送迎バスも用意されている。10名以上の宴会予約で 利用可能なこのサービスは、地元住民や観光客の利便性を大いに高めている。アクセス面でも利便性が高く、JR銚子駅から車で約11分、 最寄りの銚子電鉄「笠上黒生駅」からは徒歩約10分の距離に位置している。また、JR銚子駅前のバス乗り場から6番のバスに乗り、 「とんび岩」で下車すると徒歩1分で到着できる。 メニューは季節によって変化し、新鮮な素材を活かした多彩な料理が揃う。特に人気のメニューには、活造りの平目鯛や伊勢海老、 相なめ、かさご、さらには伊勢海老寿司やアワビのステーキなどがある。いわし寿司やイカの活造り、牡蠣フライ、海老天丼なども 高い評価を得ている。また、テイクアウトメニューも充実しており、特にプリプリの海老とふわふわの白身魚が味わえる海老魚天丼は 好評を博している。 この店舗は、鮮魚部門「一山商店」と連携し、毎朝銚子港で水揚げされた新鮮な魚を使用している。「一山商店」は銚子魚市場での 競りや契約漁師から直接買い付けた魚を全国の市場に卸しており、その仕入れルートと生簀技術が「一山いけす」の料理を支えている。 営業時間は昼11時から15時30分、夜17時から19時30分（ラストオーダー）までとなっている。木曜日が定休日だが、祝日は営業しており、 12月31日は休業日である。「一山いけす」は銚子の新鮮な海の幸を堪能できる場所として、地元の人々や観光客に愛され続けている。 広大な太平洋を眺めながら、地魚を活かした豪快な料理を楽しめるこの店は、特別な食事体験を求める人々にとって、まさに理想的な レストランである。

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