1999年8月28日に開催された第19回浅草サンバカーニバルは、東京都台東区浅草で行われた大規模なサンバ・パレードのコンテストです。
このイベントは毎年8月の最終土曜日に浅草で実施され、約50万人の観客が集まる日本最大級のサンバイベントとなっています。
浅草サンバカーニバルは、浅草寺の周辺で繰り広げられる東京下町の夏を代表するお祭りであり、
各参加チームがテーマに沿った楽曲や衣装でパレードを行い、演奏、ダンス、躍動感などを競い合うコンテスト形式のカーニバルです。
このイベントは、1981年に初めて開催され、浅草の活気を取り戻すための提案として始まりました。
第19回浅草サンバカーニバルは、浅草の昔の繁華街の活気を再び蘇らせようという目的のもとで開催されました。
浅草はかつて映画館や演芸の中心地として名を馳せていましたが、時代の変化でその活気が下火になっていました。
そのため、当時の台東区長である内山榮一と浅草出身の俳優伴淳三郎の提案により、
サンバカーニバルがスタートしました。
初期の浅草サンバカーニバルは、現在のような本格的なサンバチームは少なく、
サンバのスタイルに則さないチームも参加していました。
しかし、時が経つにつれて本格的なブラジルスタイルのチームが増え、
1999年には浅草エスコーラ・ジ・サンバ協会(AESA)が設立されました。
これにより審査委員の評価もブラジルやサンバに関心のある人々によって行われ、
競技のレベルが向上しました。
現在の浅草サンバカーニバルは、S1リーグとS2リーグに分かれ、各チームがエンヘード(テーマ)に基づく楽曲や衣装を製作し、
パレードで競い合うスタイルが確立されています。
このカーニバルは浅草の夏を代表するイベントとして、観客や参加者に楽しさとエネルギーを提供し続けています。
1999年8月28日
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