浅草サンバ・カーニバルは、東京の浅草地区で毎年開催されるカーニバルイベントです。このイベントは、1981年に初めて行われたもので、浅草の活気を取り戻すために当時の台東区長である内山榮一と俳優の伴淳三郎によって企画されました。
浅草はかつて、映画館や演芸などの娯楽の中心地として栄えていましたが、昭和30?40年代には衰退が進み、活気が失われつつありました。そこで、内山榮一と伴淳三郎は、神戸市で行われていた神戸まつりのサンバパレードを参考にしながら、浅草でも同様のイベントを開催することを思いつきました。
初開催時の1981年は、本格的なサンバチームはまだ少なく、サンバのスタイルとは異なるチームも多く参加していました。また、審査も著名人による審査委員長の意向が反映される傾向がありました。
しかし、時代の変化とともにブラジル本国のスタイルに則したチームが増え、1999年には浅草エスコーラ・ジ・サンバ協会(AESA)が設立されました。現在では、著名人を含む審査委員が選ばれ、ブラジルやサンバに関心のある審査委員の評価が大きく反映されるようになりました。
浅草サンバ・カーニバルでは、パレードが主要なイベントです。かつては夜間に開催されていましたが、安全上の理由や参加者・観客の利便性のため、現在は昼間に行われるようになりました。パレードでは、多数のサンバチームが浅草の通りを華やかに練り歩き、ダンスや音楽のパフォーマンスを披露します。
また、浅草サンバ・カーニバルの見どころの一つは、テーマ・サンバリーグです。このリーグでは、スポンサー企業が参加し、自社や商品の宣伝を行います。パレード中にはスポンサー企業のロゴや商品の掲示が許され、華やかなフロートやアレゴリアが披露されます。
浅草サンバ・カーニバルは地域の活性化や観光振興にも寄与しており、多くの観光客や地元の人々が訪れます。しかしながら、2020年以降は新型コロナウイルスの影響により延期されています。
浅草サンバ・カーニバルは、浅草の伝統や文化とブラジルのサンバが融合した、楽しく華やかなイベントです。豪華なパレードやエネルギッシュなパフォーマンスを通じて、浅草の魅力を存分に堪能することができます。
第30回 2010年8月28日(平成22年)
第29回 2009年8月29日(平成21年)
第28回 2008年8月30日(平成20年)
第27回 2007年8月25日(平成19年)
第26回 2006年8月26日(平成18年)
第25回 2005年8月27日(平成17年)
第23回 2003年8月30日(平成15年)
第19回 1999年8月28日(平成11年)
第18回 1998年8月24日 (平成10年)
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