音声無しで再生してます。 音声有りは下の画像をタップ後、左下のをタップしてください。
ここにYouTubeのiframeが出力されます
音声無しで再生してます。 音声有りは下の画像を選択後、左下のをクリックしてください。
ここにYouTubeのiframeが出力されます
2023年12月3日に開催された「ドーンと福井in神楽坂 越前・若狭まつり」は、首都圏で福井の豊かな食や文化を体験できるイベントである。
北陸新幹線の敦賀までの延伸を翌年に控え、神楽坂の中心である赤城神社とその周辺を会場として、福井県の観光資源や特産品が余すところなく
披露された。赤城神社では、福井の特色を象徴する越前がに、若狭ふぐ、そして保存食の「へしこ」などが販売され、福井の海の幸が存分に
紹介された。冬の味覚である越前がには特に多くの関心を集め、鮮やかな朱色の身やその独特の香りが東京の人々にも新鮮に受け止められた。
また、赤城神社には、福井県の文化的アイコンとも言える「恐竜博士」のオブジェが設置され、恐竜博物館のキャラクター「フクイラプトル」が
その存在感を示した。博士は白衣に眼鏡、片手に恐竜の頭骨、もう片手に専門書を持ち、イベントのシンボルとして訪れる人々を迎えた。
この「恐竜博士」は、福井が日本有数の恐竜化石産出地であることを広く伝え、地域の地質学的な魅力を都会の真ん中で伝える役割を
果たした。また、隈研吾氏が設計した赤城神社内の「あかぎカフェ」前には、恐竜博士が座る「ダイノベンチ」が設置されており、
来場者がこのユニークなキャラクターと一緒に写真を撮る姿が見られた。
さらに、この祭りを盛り上げたのが、福井の伝統工芸アイドル「さくらいと」のパフォーマンスである。「さくらいと」は、福井県の糸桜に
由来し、その名のごとく地域で花開き、輝きを放つアイドルグループとして、福井の魅力を発信している。神楽坂でのライブでは、
伝統工芸の背景を活かしながらも、観客を巻き込むライブパフォーマンスが展開され、観衆を楽しませた。また、若狭のシンボルキャラクターである
「さばトラななちゃん」もイベントに登場し、踊りながら来場者とふれあうことで、地元の温かさを伝えた。
「さばトラななちゃん」は若狭町を拠点とする地域猫的なキャラクターであり、福井の海の街をPRする活動を行っている。
福井梅のマスコットキャラクター「わかさ梅ぼう」もイベントの場に姿を見せ、福井県の特産である「福井梅」の普及活動を行った。
彼の背景には、若狭町の特産梅の木に宿った妖精という伝承があり、こうした地域の伝統を生かして訪れる人々に梅の魅力をアピールした。
さらに神楽坂を拠点に活動する「モグハル」も登場し、彼の神楽坂の路地裏を象徴する姿が福井県と神楽坂の交流を象徴していた。
「モグハル」は2020年に誕生し、クワの実を愛するキャラクターで、未来の世代に神楽坂の文化を継承していくことを目的としている。
歴史的な背景として、福井県の小浜藩主であった酒井忠勝の縁で、神楽坂に「小浜藩邸跡」が存在する。彼は江戸時代に徳川家光の家臣
であり、神楽坂に屋敷を構えた。1639年に江戸城で大火が起きた際には、家光が避難した場所としても知られ、この歴史に基づき、
神楽坂では酒井家の「登城行列」も再現された。こうした歴史的背景が神楽坂と福井県の関わりを深め、イベントの開催地としての
由来となっている。
「ドーンと福井in神楽坂 越前・若狭まつり」は、福井県の観光資源を通じた地域連携の一環として、食、文化、歴史を都市で楽しむ
機会を提供し、多くの来場者に福井の魅力を感じさせる場となった。
ここにQR画像用のimgタグが出力されます
旧ページ
ドーンと福井in神楽坂 越前・若狭まつり
祭
みんなのアルバム