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2010年11月20日と21日、東京・神楽坂で開催された「ドーンと福井in神楽坂 越前・若狭まつり」は、福井県の豊かな魅力が詰まった 催しであった。このイベントは、特産品や名物料理、文化や歴史の紹介を通して、福井の魅力を広く東京の人々に伝えるために行われた。 福井と神楽坂は、江戸時代からの深い歴史的つながりがあり、かつて小浜藩の江戸屋敷が神楽坂周辺にあったことがこの縁を象徴している。 小浜藩主の酒井忠勝は、1628年に3代将軍徳川家光から神楽坂周辺の地を下賜され、屋敷を構えた。この関係から、神楽坂通りは 小浜藩主の登城道として整備されており、今もその名残が感じられる地となっている。 2010年11月21日は平均気温14.1℃、平均湿度67%、平均風速1.9m/sの曇一時晴れで、時折太陽が顔を出す、まずまずの天候であった。 この日、イベントのメインとして「小浜藩酒井大老登城行列」が披露された。午後1時に始まったこの行列は、神楽坂の街並みに 古の風情を呼び起こし、酒井忠勝をモデルにした行列が華やかに練り歩いた。さらに、2011年のNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」 にちなみ、福井の新しいゆるキャラ「浅井三姉妹」の着ぐるみも行列に加わり、見物人の注目を集めた。この行列は、福井の歴史を 再現するだけでなく、老若男女問わず楽しめる要素を取り入れた華やかな催しで、神楽坂通りににぎわいを生んだ。 赤城神社の境内を中心とするイベント会場では、越前がにやさば寿司といった福井の特産品が並び、訪れた人々はその味覚を満喫できた。 特に人気を集めたのは、若狭ふぐのふるまい鍋であった。こちらは無料で提供され、1日4回(各回50名)ふるまわれたが、事前に 整理券が配布され、ギャラリースペースでゆっくりと味わう形式であった。多くの来場者が整理券を求めて並ぶほどの人気ぶりであり、 福井の味覚がいかに東京の人々に愛されているかを示していた。また、鍋を食べられなかった人にも福井の味を楽しんでもらえるように、 500円のワンコインメニューも用意され、越前おろしそばやへしこパスタ、わかさ丼など多彩な料理が提供された。 その他にも、越前・若狭の名産品の試食販売会が行われ、イベント来場者は本格的な味覚の楽しみとともに、福井の魅力に触れることが できた。観光PRコーナーでは、地元の観光スポットや体験型ツアーが紹介され、特に越前ガニや若狭路の特産品が当たる抽選会には 来場者の期待が高まった。さらに、日本最大級の福井県立恐竜博物館からは、触れる化石や恐竜フクイラプトルの全身骨格模型が展示され、 恐竜ファンや親子連れにとっても楽しめる内容が盛り込まれていた。 子供連れにも楽しみが多く、クイズラリーを通して神楽坂通りや矢来公園を巡り、スタンプを集めながら地域の歴史や文化に触れる 機会も提供された。また、若狭塗箸の実演や研ぎ出し体験では、来場者が職人技に触れる機会もあり、福井の伝統工芸に対する理解が 深められた。歴史と文化、味覚と体験が一体となったこのイベントは、来場者にとって忘れられない思い出となり、福井の豊かな魅力を 心から堪能できる場となった。


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ドーンと福井in神楽坂 越前・若狭まつり





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