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2024年11月3日、神楽坂の秋の恒例行事「神楽坂まち飛びフェスタ2024」におけるメインイベント「坂にお絵描き/お絵貼り」が 盛大に開催された。この文化祭は1999年、神楽坂の潜在力を信じた地元有志によって「まちに飛び出した美術館」という構想から 始まったもので、以来、神楽坂を舞台にアートや伝統芸能、音楽、ストリートイベントなど多岐にわたる催しが毎年行われている。 長年にわたり地元住民のみならず、訪れる人々にも愛されるイベントとして成長を遂げ、今では地域の名物行事、さらには まちおこしの成功例とされている。 この日、快晴の空の下、神楽坂通りの全長700メートルにわたり白いロール紙が敷かれた。温暖で穏やかな気候に恵まれ、 13時の時点で気温は21.8度、湿度は40%、風速1.9メートルの北北西の風が吹き、まさにお絵描き日和といえる陽気だった。 ロール紙の上で、子どもから大人までが思い思いの色彩や模様を描き、自由な創作活動に熱中していた。子どもたちは紙の上を裸足で走り回り、 顔や手にまでペイントを施して楽しむ姿が見られ、紙の上がまるで一つのアートキャンバスのように彩られた。 イベントの趣旨は、地域のアート文化を育むことに加え、世代を超えたコミュニケーションの場として、誰もが自由に参加できる開かれた 空間を提供することにある。中でも、この「坂にお絵描き/お絵貼り」は毎年多くの参加者で賑わい、地元の子どもたちに特に人気がある。 お絵描き以外でも、毘沙門天(善国寺)ではあきやまかぜさぶろう氏によるお絵かき教室が開催され、当日は先着20名の参加枠がすぐに 埋まるほどの人気を見せた。また、遠方のため直接参加が難しい人々には、事前に自分の絵を撮影して送付することで、フェスタ当日に その絵を坂道に貼り出すオンライン参加の枠も用意されていた。この取り組みにより、神楽坂に足を運べない人も自分の作品を現地に飾る ことができ、広がりを持った参加形態が実現された。 また、フェスタでは音楽の友社の協力によるサックスの演奏「神楽坂ハッピー・サックス・アンサンブル無料演奏会」、 東京メトロの子ども制服撮影会や体験型イベントなど、多彩な催しが一堂に集い、来場者はそれぞれの趣味嗜好に合わせた時間を 過ごしていた。 さらに、このイベントの収益の一部は地域社会への貢献活動として、新宿区の「ニコニコ子ども食堂」への寄付に充てられることも 発表された。子ども食堂への寄付は参加者の絵一枚につき500円とされ、フェスタの一環でありながら地域社会にとっても意義深い活動として 実施された。 神楽坂まち飛びフェスタ2024は、約25年間継続してきた神楽坂ならではの手作り文化祭であり、開催当初からの想いを引き継ぎ、 現在でもなお新しい取り組みを取り入れながら発展を遂げている。次の世代にその魅力を繋げていく一助となり、神楽坂の街が持つ伝統と 現代文化の融合を感じられる貴重な場として、今年も多くの人々の心を動かしたイベントであった。


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神楽坂まち飛びフェスタ





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