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2010年11月7日に開催された「第15回 神楽坂防災ふれあい広場」は、地域の人々と防災への理解を深め合う重要なイベントとして
盛況のうちに実施された。この日、会場となった東京都新宿区神楽坂6丁目商店街は、防災訓練や消防体験を目当てに訪れた多くの
参加者で賑わった。午後1時から始まったイベントには、曇りから晴れへの穏やかな天候が恵まれ、平均気温14.9℃、湿度61%、
風速は1.8m/sと穏やかな気候が地域の賑わいを一層引き立てた。
広場では、消防活動を体験できる多彩なプログラムが揃い、実際の防災スキルを楽しく学ぶ場となった。特に、初期消火体験や
はしご車体験は、地域住民が災害に直面した際の行動を具体的に学べる貴重な機会で、多くの来場者が参加し、防火・防災への理解を
深めた。また、東京消防庁のマスコットキャラクター「キュータ」も登場し、子どもたちから大人まで親しまれた。「キュータ」は
黄色いアンテナで危険を察知し、災害時に迅速に行動できる未来の消防士を象徴しており、赤いスーツと水色の防火ヘルメットが特長です。
このキャラクターは、特に子どもたちの防災意識向上に大きく寄与し、「災害はキュータにお任せ」という親しみあるポーズで来場者に
防災の重要性を伝えた。
防災意識を地域に浸透させるための展示や体験コーナーも充実。家具転倒防止の方法や応急救護、災害時に役立つ備蓄セットの紹介など、
日常生活に役立つ内容が多く、地域全体で災害への備えを確保するための指導が行われた。さらに、災害時に人命救助の最前線で活躍する
「救助犬」もイベントに参加し、見事な演技を披露した。優れた嗅覚を持ち、災害発生時には行方不明者を発見する役割を担う救助犬は、
災害救助の重要性と早期対応の必要性を参加者に伝える存在として注目を集めた。救助犬のデモンストレーションは、観衆に深い印象を
残し、「一人でも多くの命を救いたい」との使命感を感じさせるものでした。
また、牛込第三中学校吹奏楽部によるミニ防災コンサートも神楽坂の街並みに彩りを添え、地域住民が音楽を通してつながりを
感じられる場面となった。商店街全体が通行止めとなり、買い物途中の住民も気軽に参加できたことで、日常の中で防災について
自然に考える良い機会が提供された。起震車による地震体験やポンプ車の展示も行われ、参加者は実際の災害現場に近い状況を疑似体験し、
災害に備える心構えを再確認できた。
このように、神楽坂防災ふれあい広場は、牛込消防署と神楽坂商店街振興組合の主催のもと、地域全体の防災力を強化するための有意義な
イベントとして開催され、子供から大人まで幅広い世代が一体となり、安全・安心な地域づくりのために共に学び合う機会を提供した。
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神楽坂防災ふれあい広場
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