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第13回神楽坂防災ふれあい広場は、2008年11月2日に東京都新宿区神楽坂6丁目で開催された。このイベントは、地域住民が防災知識を学び、
災害に備える意識を高めるために毎年開かれており、地域のコミュニティを強化する重要な役割を果たしている。開催当日の天気は、
薄曇り後晴れであり、平均気温は14.9℃、平均湿度は55%、平均風速2.1m/sと、比較的穏やかな気候のもとで多くの住民が参加しやすい
環境であった。
この日、イベントの魅力の一環として、消防ヘリコプターによる会場上空からの空撮も行われ、会場全体を見渡す映像が映し出された。
ヘリコプターからの空撮は、普段地上からしか見られない防災イベントの全容を新たな視点で伝え、地域の広がりや人々の一体感を
感じさせる迫力ある映像となった。
このイベントの会場には東京消防庁マスコット「キュータ」も登場し、子供たちや家族連れの注目を集めた。「キュータ」は未来の消防士を
イメージしたキャラクターで、赤いスーツに水色の防火ヘルメット、黄色のアンテナが特徴的である。アンテナは緊急時に光り危険を
察知する役割を果たしており、胸には「119」という緊急番号が記されている。これは災害時の救助をすぐに思い起こさせるもので、
住民たちに防災の重要性を印象付ける存在となった。また、「キュータ」の登場は、子供たちにとっては特に思い出深い場面であり、
記念撮影も行われた。
さらに、イベントの開始には、はしご車が「神楽坂防災ふれあい広場」の看板を取り付ける場面が見られ、イベントの幕開けとして
注目された。また、このはしご車を使った体験は、地域住民が普段接することのない高度な消防技術に触れる貴重な機会となっていた。
会場には、起震車、ポンプ車、救急車など、実際の災害現場で活躍するさまざまな車両も展示されており、来場者が近くで観察したり
体験することができた。特に、子供たちにはミニ消防車が用意され、実際に乗る体験を通じて消防や防災に関心を高めることができた。
大人向けの実践的な防災体験としては、初期消火体験や煙体験ハウスが用意された。初期消火体験では、火災発生時にいかに素早く
行動し火を消すかといった技術を学ぶことができ、煙体験ハウスでは、実際の火災時に発生する煙の中での避難訓練が行われた。
この体験は、火災現場での視界や呼吸の困難さを実感し、いざという時の冷静な行動の重要性を教えるものであった。また、
救助犬も参加し、その優れた嗅覚と訓練された動きで行方不明者を捜索するデモンストレーションを披露した。このデモは、
災害時に人命を救うための重要なパートナーとしての救助犬の役割を伝えるものとなっていた。
さらに、神楽坂防災ふれあい広場では、牛込第三中学校吹奏楽部による「ミニ防災コンサート」も行われ、音楽を通じて地域の一体感が
高まった。このコンサートはイベントのハイライトの一つであり、参加者たちは防災をテーマにした催しの合間に、音楽を楽しむ
ひとときを過ごした。また、13時からは豚汁の無料提供も行われ、温かい食事が来場者に振る舞われた。この豚汁サービスは、
地域住民の協力により提供され、防災を学ぶ場での交流の場として親しまれた。
スタンプラリー抽選会も開催され、来場者が会場内の各コーナーでスタンプを集め、最後に景品がもらえる仕組みとなっていた。
これは子供たちにとって、楽しみながら防災に関する各種体験に参加するきっかけとなり、またイベント全体を巡る一助となっていた。
このように、神楽坂防災ふれあい広場は、地域住民が楽しみながら防災知識を深めるとともに、地域の連帯感を強める重要なイベントであった。
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