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東京オートサロン2013は、2013年1月11日から13日までの3日間、千葉県の幕張メッセで開催された世界最大級の
カスタムカー・チューニングカーのイベントである。自動車ファンや業界関係者にとって年初を飾る恒例行事として定着しており、
今回も国内外から多くの来場者が詰めかけ、会場は大いに盛り上がった。
この年のオートサロンでは、自動車メーカーが手がけるコンセプトカーや、市販車をベースとしたカスタムモデルが数多く出展され、
最先端の技術やデザインのトレンドが披露された。特に注目を集めたのは、トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、スバルなど
国内大手自動車メーカーによるブースだ。それぞれがスポーツ志向のモデルやエコカー技術を融合させたカスタムカーを展示し、
環境性能と高性能を両立する姿勢を打ち出していた。さらに、各メーカーはファン向けに特別仕様の車両やスポーツモデルを提案し、
来場者に強烈なインパクトを与えていた。
トヨタのブースでは、スポーツカー「86」をベースにした多彩なカスタマイズモデルが注目された。2012年に発売された「86」は
チューニングベース車としての人気が非常に高く、さまざまなアフターマーケットパーツや独自のカスタムが施されたバリエーションが
数多く展示されていた。シンプルなスタイルから大胆なエアロパーツを装着したモデルまで、来場者はその進化と多様性に驚かされていた。
一方、日産は「GT-R」を中心に高性能スポーツカーの魅力を前面に押し出し、洗練されたカスタムモデルを披露した。GT-Rはその
性能の高さとカスタムの自由度からチューニング界でも絶大な人気を誇っており、特別な仕様車が来場者の目を引いていた。また、
日産はエコカーである「リーフ」のカスタムモデルも発表し、電気自動車の新たな可能性を提示した点も興味深い取り組みであった。
ホンダは、軽自動車「N-ONE」や「CR-Z」をベースにしたスポーティなカスタムモデルを数多く並べ、コンパクトカーでも走る
楽しさや個性を追求できることを強調した。特にN-ONEは、幅広いユーザー層に向けたデザインやパーツの提案がなされ、これからの
カスタムシーンを担う車種として注目されていた。
マツダは「ロードスター」や「CX-5」など人気車種をカスタマイズし、スバルは「BRZ」や「WRX」のチューニングモデルを展示する
など、各メーカーが持ち味を最大限に活かしながらも、時代に合わせた新たなスタイルを提示していた点が印象的であった。
また、東京オートサロン2013では、カスタムカー文化を支えるアフターマーケットメーカーやショップの存在も見逃せない。数百社に
のぼるパーツメーカーやカスタムショップがブースを構え、エアロパーツ、ホイール、サスペンション、インテリア用品など
多種多様なパーツを紹介していた。中にはその場で新製品を発表する企業もあり、来場者は最新のカスタムパーツを目の当たりに
しながら、自分の車への夢を膨らませていた。
イベントのもう一つの大きな魅力は、屋外エリアで行われるデモランやドリフトパフォーマンスである。プロのレーシングドライバーや
ドリフトキングたちが、迫力満点の走行を披露し、エンジン音とタイヤスモークで観客を圧倒した。高い技術を持つドライバーが
繰り広げるパフォーマンスは、まさに「見るスポーツカー文化」としての醍醐味を感じさせるものであった。
さらに、東京オートサロンでは、自動車ファンだけでなく幅広い層が楽しめるエンターテインメント要素も充実している。
キャンペーンガールたちの華やかなステージや、有名アーティストによるライブパフォーマンス、トークショーなども行われ、
会場全体が一日中賑わいを見せていた。
東京オートサロン2013は、単なるカスタムカーの展示会にとどまらず、自動車文化全体を活性化するための場として大きな役割を
果たしていたと言える。自動車メーカーの最先端技術と情熱、チューニング業界の創造力、そして来場者の熱気が融合した
このイベントは、改めてカスタムカー文化の魅力と未来への可能性を強く感じさせるものだった。自動車業界における新たな
スタートを飾るイベントとして、2013年の東京オートサロンは成功裏に幕を閉じた。
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