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モータースポーツ ジャパン2008は、2008年10月4日から5日にかけて開催された、日本国内最大級のモータースポーツイベントである。
正式名称は「モータースポーツ ジャパン2008 フェスティバル イン お台場」とされ、東京都お台場の青海地区NOP街区、
通称青海臨時駐車場に特設会場を設けて行われた。会期中の開催時間は午前9時から午後5時までと設定され、入場料は無料ながら
一部エリアは有料とされていた。このイベントは、一般来場者にモータースポーツの魅力や文化を伝え、日本国内の自動車産業および
自動車文化の発展を目的として開催されたものである。
主催を務めたのは特定非営利活動法人日本モータースポーツ推進機構で、共催には臨海副都心まちづくり協議会が加わった。名誉会長には
当時の東京都知事である石原慎太郎が就任し、スーパーバイザーには芸能界やモータースポーツ界でも著名な近藤真彦が抜擢された。
さらに、国内自動車業界の中核的存在である社団法人日本自動車連盟(JAF)、日本自動車工業会(JAMA)、日本自動車販売協会連合会、
東京都港湾局といった団体が後援として参加し、イベントの信頼性や公共性を支えた。
イベントのコンセプトは「見て」「聞いて」「触って」「体感する」というものであり、来場者が五感を通じてモータースポーツを楽しめる
構成がとられた。自動車そのものの魅力やモータースポーツの持つ迫力、楽しさを伝えることに主眼が置かれ、子どもから大人、
ファミリー層まで幅広い来場者をターゲットとしていた。自動車離れが進む現代において、新たなクルマファンの創出や自動車文化の
再認識を促すイベントとしての側面も大きく、会場には多くのファンや家族連れが集まった。
モータースポーツ ジャパン2008では、運営協力として警視庁や株式会社日本レースプロモーション、さらにはGTアソシエイションといった
団体が関与し、安全かつ円滑な運営が実現された。また、協力団体や関係企業としては、日本フォーミュラスリー協会やスーパー耐久機構、
JMS日本モータースポーツ記者会、JRPA日本レース写真家協会など、モータースポーツ関連団体が数多く名を連ねた。このことからも、
国内のモータースポーツ界が一丸となり、このイベントを支えていたことが窺える。
会場には国内の主要自動車メーカーが一堂に会し、最新のレーシングカーや市販車の展示、デモンストレーション走行が行われた。
特にレーシングカーの走行は来場者の視線を集め、エンジン音や走行スピードがもたらす迫力は、現地でしか体感できないモータースポーツ
の醍醐味を存分に伝えるものであった。さらに、一般来場者が運転体験やシミュレーターを通じてモータースポーツに触れる機会も提供され、
観るだけでなく実際に参加する楽しさも味わえるイベントとなっていた。
メディアサポートも手厚く、フジテレビやJ SPORTS、読売新聞、東京中日スポーツといった主要メディアが後援媒体として参加し、
イベントの魅力を広く発信した。多くの新聞社や出版社も協力し、開催前から大きな注目を集めていたことも、このイベントの成功に大きく
寄与している。
モータースポーツ ジャパンは2006年に初開催され、2007年には延べ13万人を超える来場者を記録するなど、回を重ねるごとにその規模と
人気を拡大してきた。3回目となる2008年は、これまでの成功をさらに発展させる形で行われ、モータースポーツ文化の啓蒙と発展、
そして後世への継承という重要な目的を強く打ち出していた。会場となったお台場はアクセスが良く、観光地としての魅力も備えている
ことから、多くの来場者が集まる要因にもなっていた。
日本の自動車産業は世界をリードする基幹産業であり、モータースポーツはその技術力と情熱の結晶ともいえる分野である。
モータースポーツ ジャパン2008は、その文化的・産業的価値を広める場として大きな意義を持ち、国内最大級の自動車イベントとしての
地位を確立した。来場者にとっては、単なる展示会ではなく、モータースポーツの歴史と未来に触れる貴重な機会となり、イベントは
盛況のうちに幕を閉じたのである。
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