パラオ共和国は、フィリピンの東に位置し、ミクロネシア地域では面積でキリバスやミクロネシア連邦に次ぐ広さを持つ国です。大小約200の島々から成り立っており、海洋性の熱帯気候が特徴です。日本との時差はなく、気温は常に高く、年間降雨量も多いですが、スコール性の雨が主な特徴です。乾期と雨期に分かれており、それぞれ11月から4月までが乾期で、5月から10月までが雨期です。
歴史的には、第二次世界大戦後の1947年に国連によってアメリカの信託統治地域となりました。その後、パラオを含むミクロネシア地域の政治地位を巡る交渉がアメリカと行われましたが、自治を求めるミクロネシア側と軍事的権益を求めるアメリカ側の間で難航しました。パラオは独自の道を選び、1978年にミクロネシア地域の統一国家からの離脱を決定し、1981年に自治政府を発足させました。
1994年にはアメリカとの自由連合盟約(通称コンパクト)を住民投票で承認し、パラオは独立を達成しました。現在はアメリカを参考にした制度を採用しており、大統領制が採られています。大統領と副大統領は直接選挙で選出され、任期は4年間です。議会は下院と上院の2院制で構成されており、下院は州の代表16名、上院は投票数の上位から成る13名で構成されています。
パラオ共和国は美しい自然環境と豊かな海洋生物が魅力であり、観光業が重要な経済の柱となっています。また、パラオは国連に加盟しており、国際的な活動にも参加しています。
コロール 2004年2月3日~2004年2月8日
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トミー・レメンゲサウ(第7代、第9代)大統領
コロール 2003年4月28日~2003年5月4日
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