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しまなみ海道サイクリングロードは、日本で初めて海峡を横断できる自転車道として注目を集める観光名所である。
この道は広島県尾道市から愛媛県今治市までの約70kmを結び、瀬戸内海に浮かぶ島々を橋でつないでいる。
西瀬戸自動車道に併設されているため、自転車だけでなく原付や歩行者も利用可能である。サイクリング初心者から上級者まで、
さまざまなレベルのサイクリストが楽しめるコースとして知られている。
この道は、景色の美しさや走りやすさから「サイクリストの聖地」とも呼ばれ、国内外で高い評価を得ている。CNNの
「世界の7大サイクリングルート」に選定され、ミシュランガイドにも掲載された実績がある。自転車道にはブルーラインが
設けられており、初心者でも迷うことなく進める工夫がされている。また、サイクルオアシスと呼ばれる休憩施設やサイクリスト
向けの案内表示が整備されており、快適な旅をサポートしている。
特筆すべきは、島々を結ぶ橋の上から見える瀬戸内海の絶景である。生口橋、多々羅大橋、来島海峡大橋など、各橋ごとに
異なる風景が楽しめる。特に多々羅大橋は、日本で最長の斜張橋として知られ、そのデザインの美しさは訪れる人々を魅了する。
なお、橋の上は風が強いことがあるため、通行時には十分な注意が必要である。
一方、鞆の浦は広島県福山市に位置する歴史と景勝の地である。この地域は古代から潮待ちの港として栄え、瀬戸内海の交通の
要所として重要な役割を果たしてきた。江戸時代には北前船の寄港地として繁栄し、朝鮮通信使が訪れるなど、国際的な交流も
行われていた。港の周辺には常夜燈や雁木、波止場といった江戸時代の港湾施設が現在も残されており、歴史的価値が高い。
また、鞆の浦には古刹や伝統的な建築物が多く、静観寺や福禅寺といった寺院が観光客を惹きつけている。福禅寺の「対潮楼」
からは、穏やかな瀬戸内海を一望することができ、歴史と自然が調和した景色を楽しめる。さらに、鞆の浦は映画やテレビドラマの
ロケ地としても知られており、宮崎駿監督が『崖の上のポニョ』の構想を練った場所として有名である。
鞆の浦は、2018年に日本遺産に認定され、その文化的・歴史的価値が再評価されている。瀬戸内海国立公園の一部でもあり、
その美しい風景は訪れる人々を魅了してやまない。福山駅からのアクセスも良好で、散策を楽しむ観光客が後を絶たない。
しまなみ海道サイクリングロードと鞆の浦は、それぞれが異なる魅力を持ちながら、共に瀬戸内の豊かな自然と歴史を象徴する
存在である。これらの地を訪れることで、日本の風景と文化の奥深さを改めて感じることができるだろう。
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