増上寺 2008年(平成20年)   左側の写真を、クリックして下さい。 



増上寺(ぞうじょうじ)は、東京都港区芝公園四丁目に位置する浄土宗の仏教寺院です。 この寺の山号は「三縁山」で、正式名称は「三縁山広度院増上寺(さんえんざん こうどいん ぞうじょうじ)」 とも称されています。増上寺は、日本の仏教寺院の中でも歴史と格式を誇る重要な存在であり、 その歴史と役割は特筆すべきものです。 増上寺の創建は、酉誉聖聰(ゆうよしょうそう)上人によって行われました。 彼は江戸貝塚(現在の千代田区平河町周辺)に、浄土宗正統根本念仏道場としてこの寺を建立しました。 その後、1470年(文明2年)には勅願所に指定され、関東地方における浄土宗の教学の発展に大きく貢献しました。 増上寺の宗旨は浄土宗であり、寺格は大本山です。本尊は阿弥陀如来と南無阿弥陀仏です。 江戸時代から明治時代にかけて、増上寺はその規模と影響力を増し、広大な寺有地には120以上の堂宇と 100軒以上の学寮が建ち並び、3000人以上の学僧がお念仏を称えていました。 その声は寺の周囲に響き渡り、増上寺は関東地域における浄土宗教学の中心として栄えました。 しかし、明治時代の困難な期間と戦災を経て、増上寺は1974年に大殿の再建を果たし、 その後も諸堂宇の建設が進み、寺院は発展を続けました。特に平成時代には、宗祖法然上人八百年御忌を迎え、 圓光大師堂と学寮が建立され、寺の復興が成し遂げられました。 現在の増上寺は、法然上人の教えを広め、念仏の根本道場として僧侶の養成に尽力しています。 また、お念仏を称え、浄土往生を願い、平和を求める精神を世界に発信し、 その役割を果たすことを使命としています。増上寺は、日本の仏教文化と歴史において重要な位置を占め、 その精神と伝統は今もなお受け継がれています。



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2008年(平成20年)




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