靖国神社は東京都千代田区九段北に位置する神社で、明治天皇によって創建されました。この神社は日本の歴史と国家に捧げられ、戦没軍人や軍属、そして国事殉難者を祀る場所として知られています。神社名の「靖国」は、春秋時代の文天祥の詩から取られ、明治12年（1879年）に改称されました。 靖国神社は、通常の参拝において神道の厳かな作法に従います。参拝者は鳥居をくぐり、手水舎で手を清め、拝殿前で二拝二拍手一拝を捧げます。正式な参拝では参集所から入り、手水で清め、修祓を受けた後、本殿前に昇り、玉串を奉納し、再び二拝二拍手一拝を捧げます。退出時には神酒を戴くという神道の儀式が行われます。 この神社には約246万6千柱もの英霊が祀られており、幕末から明治維新、日本の国内外での事変や戦争で命を捧げた人々の魂が安置されています。その中には日本の軍人や軍属、さらには旧植民地出身の軍人も含まれています。 靖国神社では年2回の大祭、春季例大祭と秋季例大祭が行われ、英霊のための祭典や神楽の奉納が行われます。また、毎月の月次祭や特別な行事も行なわれており、終戦の日や特別な日には政府関係者や一般の人々が参拝に訪れます。 靖国神社は、神道の伝統を重んじる場所として、多くの人々に尊敬と感謝の念を捧げる場所と なっています。

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2007年4月（平成19年）

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