根津神社   左側の写真を、クリックして下さい。 



根津神社は、東京都文京区にある歴史的な神社であり、日本武尊(ヤマトタケル)によって創祀されたとされています。神社の歴史は約1900年前まで遡ります。 根津神社は、江戸時代に徳川家宣(後の6代将軍)によって重要な祭礼や大造営が行われたことで知られています。例祭は9月21日に行われ、徳川家宣が幕府の制度を用いて祭礼を定めました。この祭りでは、全町から山車が出されるなどの壮大な行事が行われ、根津神社の大神輿が奉納されました。この祭りは「天下祭」として俗に知られ、江戸の三大祭(山王祭、神田祭とあわせて)とされています。 根津神社の歴史的な建造物も注目されています。楼門は江戸時代に建てられたもので、現在は都内で唯一残っている江戸時代の建物です。楼門の正面右側には水戸光圀をモデルとした随身が安置されています。また、唐門は特徴的な唐破風の屋根を持ち、その美しい装飾と朱色が目を引きます。 根津神社の拝殿は、5代将軍綱吉によって大規模な造営が行われた際に建てられました。拝殿は権現造りの建築様式であり、権現造とは本殿と拝殿が一体化している特徴的な構造です。拝殿は総漆塗りであり、江戸の神社建築の中でも最大の規模を誇ります。また、拝殿の周囲には「透塀」と呼ばれる特徴的な塀があります。透塀は神社でよく見られる建築物で、根津神社の透塀は全長200メートルに及びます。 根津神社はその歴史的な価値と美しい建造物、そして例祭などの盛大な祭りで知られています。また、根津神社は国の重要文化財に指定されており、その文化的な価値も高く評価されています。訪れる人々にとって、神社の歴史や建築の魅力、そして祭りの賑わいを体験することができる場所となっています。




2015年9月20日



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