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2004年1月2日、東京では穏やかな天候の中、多くの人々が初詣に出かけた。この日の東京の気象は、平均気温9.9度、最高気温14.1度、
最低気温4.0度で、晴時々薄曇という典型的な冬晴れの天気だった。平均湿度は60%と心地よく、北東からの穏やかな風が吹く中で、
新年の参拝を楽しむには理想的な一日であった。
護国寺はこの日も多くの参拝者を迎えた。1681年、徳川綱吉の生母、桂昌院の発願によって創建されたこの寺は、歴史的建造物や
文化財を多く擁し、江戸時代の雰囲気を今に伝える貴重な場所である。本堂前には参拝者の列ができ、静かに祈願する光景が見られた。
護国寺では、参拝の際に「静」の動作が重要視されており、拍手を打たず、合掌して祈ることが推奨される。唐銅蓮葉形手洗水盤で
手と口を清め、本堂に進む参拝者たちは、数珠を携え、心を込めて新年の祈りを捧げていた。観音堂は元禄時代からの建築美を
今に伝える重要な文化財であり、その前で祈る人々の姿は、歴史と現代が交錯する瞬間を感じさせた。
一方、靖国神社もまた、三が日を通じて初詣の参拝客で賑わっていた。この神社は、明治2年(1869年)に創建され、戦没者を祀る場所
として多くの人々から敬意を集めている。特に初詣の時期には、平和と豊かな一年を願う人々で溢れる。靖国神社の参拝者は、境内に
設置された大絵馬や大凧、大羽子板などの正月飾りを楽しみながら新年を祝う。大絵馬は縦2.19メートル、横2.76メートルの壮大なもので、
拝殿脇に掲げられ、参拝者たちの注目を集めていた。また、神門に飾られた江戸大凧と大羽子板は、鮮やかな彩りで正月気分を一層盛り
上げていた。
靖国神社では1月3日に新春弓始めとして「三々九手挟式」が行われ、狩装束に身を包んだ弓馬術礼法小笠原教場の方々が矢を射る儀式を
奉納する。これは武家の厳粛な伝統に基づく行事であり、多くの参拝者がその勇壮な姿を見守る。また、元旦から4日まで能楽堂や参道で
奉納芸能が披露される。舞囃子や獅子舞などの新春の諸芸能は、参拝者に新年の活気と文化の魅力を伝えた。
さらに、全国神社奉納絵馬展や奉献酒銘柄展も注目を集めた。これらは全国各地から奉納された絵馬や銘酒が展示されるもので、参道を
彩る縁起物として正月の境内を華やかにした。また、特設の神酒所では新年の御神酒が振る舞われ、遊就館本館前では甘酒が参拝者に
提供された。アルコールの入っていない温かい甘酒は、車を運転する人や子どもでも楽しめるよう配慮されており、多くの人々がその
温かさを味わいながら新年のひとときを過ごしていた。
護国寺と靖国神社、それぞれの特色ある初詣風景は、伝統文化が息づく日本の正月を象徴している。静寂の中で祈りを捧げる護国寺と、
賑やかさと華やかさが際立つ靖国神社。どちらも新年を迎える人々にとって特別な場所であり、新たな一年の幸運を祈る大切な機会を
提供していた。2004年の初詣は、こうした歴史と文化、そして新年の願いが交錯する場面として、多くの人々の心に深く刻まれたもので
あった。
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