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2024年9月15日、第39回浅草サンバカーニバルが東京都台東区で盛大に開催されました。このイベントは浅草の夏を象徴する大規模な
パレードであり、今回は5年ぶりのフルスケールでの復活となりました。2020年以降、新型コロナウイルスの影響で規模の縮小や中止が
続いていたため、この完全復活は多くの期待と注目を集めました。
今年のカーニバルには約20の団体、総勢5000人の踊り手が参加し、浅草の街を色鮮やかな舞台に変えました。イベント当日は気温が
34.4度に達し、湿度75%という真夏日にもかかわらず、参加者たちは活気あふれるパフォーマンスを披露。観客たちもその情熱に応え、
沿道には国内外から約48万人もの見物客が集まりました。サンバのリズムが浅草の雷門通りを響き渡り、踊り手たちが太鼓や笛の音に
合わせて華やかなステップを踏み、街全体が祝祭ムードに包まれました。
浅草サンバカーニバルの特徴の一つは、単なるパレードではなく、コンテスト形式で行われることです。S1リーグとS2リーグに分かれた
各チームは、テーマに沿った音楽、衣装、パフォーマンスで競い合い、その総合評価によって順位が決まります。今年のS1リーグでは
「G.R.E.S.仲見世バルバロス」が見事1位に輝き、S2リーグでは「G.R.E.S.アカデミコス ダ グローリア」が優勝しました。また、
審査委員長が選ぶ特別賞として、アサヒビール特別賞が「自由の森学園サンバ音楽隊」に贈られました。
このイベントは、リオデジャネイロのサンバカーニバルをモデルにしており、ブラジルの本格的なサンバスタイルを再現するチームが
多く見られます。特にS1リーグに参加するチームは、精巧なアレゴリア(大きなフロート)や華やかなコスチュームを用意し、視覚的にも
圧倒的な迫力をもたらしました。ダンサーたちはキラキラとした羽根飾りやカラフルな衣装を身にまとい、観客を魅了しました。ダンサーの
パフォーマンスは、沿道の観客から絶え間ない歓声と拍手を受け、カメラを向ける観客も多く見られました。
今年のカーニバルは例年とは異なる面もありました。スポンサー企業によるチームの参加がなかったことが、その一例です。これまでは、
企業ロゴを掲げたアレゴリアやフロートがパレードに華を添えていましたが、今回は企業チームの不参加により、少し静かな雰囲気が
感じられました。さらに、開催日が夏休み期間から外れたことや、警備体制が強化されたこともあり、観客数は従来より減少したとされて
います。それでも、浅草サンバカーニバルはその熱気とエネルギーで観客を魅了し、夏の終わりを盛大に祝いました。
浅草サンバカーニバルは、北半球最大のサンバイベントと評されており、その規模やクオリティは年々向上しています。5年ぶりの完全復活と
なった今回は、特に参加者たちの情熱が際立ち、真夏の厳しい条件下でも、その力強いパフォーマンスが観客の心を掴みました。2024年の
浅草サンバカーニバルは、浅草の歴史に新たなページを刻み、参加者も観客も共に楽しんだ一日となりました。
浅草サンバカーニバル・ホーム
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